ホスピスで末期がん患者さんから学んだ生きること

小林麻央さんがご逝去されたニュースを見ました。
ご冥福をお祈りいたします。
ご家族の悲しみはいかばかりかとお察しいたします。
海老蔵さんの会見をみて、私も麻央さんの意思を少しでも汲んでお力になれたらと思い、この話題にふれることにしました。

 

ホスピスが生き方について考えるきっかけに

私は20代のころ、ホスピスに勤務していました。

毎日のように人が亡くなる場所で
何百人もの臨終の場面に立ち会うことで、
人の生き方、自分の死に際について考えるきっかけになりました。

 

ホスピスは余命数ヶ月と診断された末期がん患者さんの中で、がんを直す治療はしないで、痛みや苦痛を取る緩和ケアを望んだ方が入院する病棟です。

そこにはいろいろな患者さんがいました。
・いつもニコニコして孫に囲まれて幸せそうな患者さん
・険しい表情で他人に当たって、さらに孤独を深める患者さん
・意識がはっきりしない中でもやさしい表情を見せてくれる患者さん

私は最期のときをどんな風にすごしたいかな?
そのためには、どんな風に生きていけばいいかな?
と考えることができました。

また、
・私の出勤まで最期のお別れを待っていてくれた患者さん
・あえてご家族がいない時間に旅立っていった患者さん

など偶然とは思えない命の奇跡を何度も目にしたことで、魂の存在をより確実に感じはじめたと思います。

 

ホスピスを離れ、学んだことも忘れ

こんなに命について、生き方について考えていたのに
ホスピスを離れて数年後、私は自ら命を絶つ決断をしました。

生きていくことの方が、よほど辛かったからです。

その後もいろいろあり、そのすべてが今のために必要な経験だったとわかるのはだいぶ先のことです。参照(生い立ち~ヒーラータマができるまで)

 

麻央さんがくれた今の気持ちを忘れないで

今回の麻央さんのブログやニュースから、
懸命に生きることの素晴らしさを知り、感動したあなた。

今、あなたが変わらなければ、
数年後にはこの感動を忘れて元通りになるでしょう。

どうか、生きることの意味を考えるこの機会に感謝し
自分の人生に真剣に向き合ってください。

 

もし今あなたが、
・生きている意味がわからない
・毎日生きているのが辛い
と感じているのであれば、私が変わるお手伝いをします。

私は死ぬより辛い毎日から脱出し、
幸せを感じる毎日に変わることができました。

たったひとつの大切なことは、変わる勇気を出すことです。

この機会にたくさんの人が自分の人生に向き合えますように
彼女の想いが生き続けますようお祈りいたします。